2020年2月現在、全世界で大きな影響を与えている「コロナウイルス」。

「コロナ」ってどういう意味だ?
ということが気になったので調べました。
記事の目次
「コロナ」は「王冠」の意味
ラテン語では「coronam」と表記され「王冠」の意味を持つ。
「コロナ」はラテン語では「coronam」と表記され、
「冠」、「王冠」の意味を持つ言葉。
「ラテン語」とは?
紀元前よりヨーロッパ周辺の地域で使用されている言語。
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現代では、日常用語としてはほとんど使われないが、
専門分野において世界共通の学名をつける際に引用される伝統がある。
なぜ「王冠」の意味を持つ「コロナ」と命名されたのか?
なぜ人を死に至らす可能性のあるウイルスに、
「王冠」の意味を持つ「コロナ」という命名がされたのか。
それは、「コロナウイルス」の見た目が「王冠」ぽかったからです。
見た目が「王冠」ぽかったから
出典:国立感染症研究所「コロナウイルスとは」
「コロナウイルス」には、表面に大小の突起物が規則正しく並んでおり、
その見た目が「王冠を上から見た外見」に似ています。
ですので、見た目から王冠ぽかったので、
「王冠」の意味を持つラテン語の「coronam」から引用し「コロナウイルス」と命名されました。
WHOは「COVID-19」と正式に命名
国際連合の専門機関である「WHO(世界保健機関)」は、
2020年2月11日に「コロナウイルス」を「COVID-19」を正式名称とすると発表しました。
「COVID-19」の読み方は「コビッド・ナインティーン」。
「COVID-19」は「2019年に発生したコロナウイルス病」という意味
「COVID」は「Corona Virus Disease」、つまり「コロナウイルス病」の略で、
「19」は「2019年」の略。
「COVID-19」は、つまり「2019年に発生したコロナウイルス病」という意味です。
「コロナ」という名称から風評被害が発生
「コロナ」は「王冠」の意味。
「王冠」はそのまま「王様が被る冠」ですので、
縁起のいい言葉として多くの会社の名称・製品に使用されています。
その中でも最も知名度がある製品として思い浮かぶのは何でしょう。
そう、「コロナビール」です。
その「コロナビール」の売上が、「王冠」を意味する「コロナ」という名称を使用している
風評被害から売上が激減しているニュースが報道されました。
「コロナビール」の売上が2ヶ月で約310億円の激減
AB InBev estimates the earnings hit across China after seeing
around £221 million of lost sales in the first two months of 2020
alone due to coronavirus – also known as Covid-19.
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The Belgium-based group said:
The impact of the Covid-19 virus outbreak on our business continues to evolve.
日本語だと、
コロナウイルス(COVID-19)の影響により
2020年1-2月の売上が約2億2,100万ポンド(日本円で約310億円)減少し、
さらに中国全土での損失も出るだろうと予測を立てている。
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ベルギーに本社を置くグループ会社(グルポ・モデーロ)は、
「COVID-19 の発生がコロナビールに与える影響は大きくなり続けている」と声明。
と意訳を含むとなります。
美味しいコロナビールが「味以外」で敬遠されるのは悲しい
「コロナビール」といえば瓶の中にライムを落とし「ガッ!」と飲む、
ちょっとテンションがあがる美味しいビール。

メキシコ料理の、ちょっとスパイシーなタコスや野菜たっぷりのブリトーを
食べる際には一緒に飲まないと物足りない程の人気なビールです。
それが「味以外」の今回のような「名称による風評被害」で敬遠され、
売上が現象しているというのはとても悲しくなります。
言葉の意味を知り、踊らされないようにしよう
「コロナ」は「王冠」という意味を知っていれば、怖くはない
「コロナウイルス」の「コロナ」の意味を知りたくて書き始めた当記事。
「コロナ」は「王冠」という意味を持っていて、
怖いとかマイナスなイメージのものではありません。
むしろ縁起の良い・上向きのイメージのある言葉なので、
「コロナ」という名称がついている会社・製品を無駄に敬遠する必要はありません。
「コロナウイルス」に関しては色んな憶測やデマが飛び交っている現状ですが、
少なくとも「コロナ」という名称に過度に反応する方が減ること、
又、「コロナウイルス」の蔓延が早く収まることを祈ります。