私は先日、会社を辞めた知り合いから
「退職の書類に印鑑が必要と言われてシャチハタ持って行ったら苦い顔された。
じゃあ、どんな印鑑持っていけばよかったんだよ!
と言われ、即答できませんでした。

と、その時に思ったので、改めてまとめてみます。
この記事が役に立つ人
- 会社との契約などで恥をかきたくない人
- 印鑑の使い分けの方法に困っている人
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自分だけの印鑑、作ってはいかがでしょう。
記事の目次
印鑑の種類は3つ! 【実印・銀行印・認印】
印鑑の種類は3つあります。
- 実印
- 銀行印
- 認印
の3つです。

実際どう使い分ければいいのか分かってないな…
私も含め、そういう方も多いと思うので、
実印・銀行印・認印の3つの印鑑をどう使い分ければいいのか
という点を解説していきます。
【実印】1人1つしか持てない、人生の大事な場面で使う印鑑
実印の特徴は次の3つです。
実印の3つの特徴
- 1人1つしか持てない。
- 役所に登録された公的な印鑑。
- 人生の大事な場面でしか使わない。
公的に登録された印鑑で、1人1つしか持つことができない
実印は、
住民票のある市区町村の役所で登録(「印鑑登録」と言います)をされた、
1人につき1つしか持てない印鑑です。

でも、そんな登録なんて必要なのか?
必要です!
というのも、実印が使われる場面は
自分の財産や権利を保証する場面だからです。
【実印】を使うのは、人生の大事な場面
実印を使うのは、自分の財産や権利を保証する、人生の大事な場面です。
例えば、
- 家や土地などの不動産の購入・売却の契約の時
- 住宅ローンなど銀行から多額の融資を受ける時
- 遺産の相続をする時
- 保険金を受け取る時
などです。
上記のように、人生で一度か二度あるかの大金の絡む場面では必須になります。
人生で大事な場面でも「婚姻届」には使わないのが一般的
人生で大事な場面である結婚。
その場合では「実印」は使えますが、使わないことが一般的です。
通常は、「認印」というものを使用します。

なんで駄目なんだ?
駄目な理由としては、
印影(印鑑を押した跡)から悪意のある人が印鑑を偽造することが可能となるからです。
特にSNSが盛んな現代では危険
特に現代では、TwitterやFacebook、InstagramなどのSNSで、
結婚の報告とともに婚姻届の写真を載せることが多いので危険です。

気にしすぎじゃないか?
確かに気にしすぎなことかもしれません。
ですが、家や土地、保険金などの大金が絡むことなので、
少しの危険性でも、見えている危険性からは逃れることが懸命だとは私は思います。
婚姻届にとどまらず、日常のサイン代わりに実印を使用することは、もちろん駄目です。
日常のサイン代わりに使用する印鑑は「認印」というものを使います。
【認印】 1人でいくつでも持てる、日常でよく使う印鑑
認印の特徴は次の3つです。
認印の3つの特徴
- 1人いくつでも持てる。
- 郵便物の受領から婚姻届まで幅広く使える。
- 朱肉を使わないハンコと朱肉を使う印鑑の2種類がある。
郵便物の受領から婚姻届まで幅広く使える
認印は1人でいくつでも持つことができ、日常の幅広い範囲で使用できる印鑑です。
例えば、
- 郵便物の受領の際のサインの代わり
- 回覧板の見た証
- 婚姻届
- 「実印」と指定されていない、あらゆる契約書類
- 会社の契約書類
- 会社の業務上の書類の決裁
などです。


別にシャチハタを使ってもおかしくはないだろ!
なんで知り合いはシャチハタで苦い顔されたんだ?
それは、同じ認印であっても、
朱肉を使わないハンコ(シャチハタ)と朱肉を使う印鑑の使い分けができていなかったからです。
おなじ認印でも、ハンコ(シャチハタ)と印鑑は使い分けるべき
おなじ認印でも
- 朱肉を使わないハンコであるシャチハタ
- 朱肉を使う印鑑
は使い分けるべきです。
朱肉を使わないハンコであるシャチハタを使う場面
朱肉を使わないハンコであるシャチハタは、
簡易的に手書きのサインの代用として使う場面のみで使うべきです。
例えば、
- 郵便物の受領の際のサインの代わり
- 回覧板の見た証
- 会社の業務上の書類の決裁
家と会社で使う場合が多いと思われるので、
シャチハタは2箇所で使えるよう1人2本は所有していたほうが便利かもしれません。

会社では、ちょっと良いシャチハタを
持っているとスマートかも!
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会社でスマートに決裁してみませんか。
朱肉を使う印鑑を使用する場面
朱肉を使う印鑑は、
「実印」でなくてもいいけど、正式な契約や公的な書類の作成の場面で使用されます。
例えば、
- 婚姻届
- 「実印」と指定されていない、あらゆる契約書類
- 会社の契約書類
これらの書類は、おなじ認印でも朱肉を使わないシャチハタでは断られる場合があります。
仮に認められても
「正式な書類なのにシャチハタかよ」
と相手から苦い顔をされるかもしれません。
シャチハタでは駄目な理由2つ
- 朱肉ではなくインクによる押印では、かすれたり、数年後にはインクの効用が切れて消えてしまう可能性がある。
- シャチハタに使われているゴムが変形して印影(押印の跡)が変わってしまう可能性がある。
朱肉を使う認印は、実印ほどではないですが使用する機会の少ない印鑑です。
ですが、いざ使う場面になって持っていなければ、
恥をかいたり、最悪の場合には相手から断られる可能性もあります。
持っていない方は、1本は絶対に持っていたほうがよいと私は思います。
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いざというときに恥をかかないために作っておきませんか。
【銀行印】 銀行の口座開設、窓口での取引で必要になる印鑑
3種類の印鑑のうち、最後に解説するのが銀行印です。
銀行印の特徴は2つあります。
実印の3つの特徴
- 1口座につき1つ必要。
- 銀行の窓口での取引で使う。
1口座に1つ必要で、銀行の窓口での取引で使用する
銀行印は名前のとおり、銀行での取引で必要となる印鑑で、
1口座の開設につき1つ必要となります。
ATMを介して行う取引には必要ではありません。
日常的に銀行の窓口で行う取引
日常的に銀行の窓口で行う取引は、主に次の3つでしょう。
- ATMの上限金額の50万円を超える金額の、口座からの引き出し
- 水道光熱費や税金、社会保険料などの、払込票を使用しての払込
- 家賃や塾などの会費の、口座振替の申込
これらの取引を行うには、銀行の口座開設の際に押印したものと同じ印鑑が必要になります。

口座の数だけ銀行印を作らなきゃいけないってことか!?
セキュリティ的な面で理想を言えば「口座ごとに銀行印を作る」なのでしょうが、
現実的にはある程度の使い回しをしているのが一般的です。
銀行印の使い回しの範囲 【口座ごと?金融機関ごと?1本だけ?】
銀行印はある程度の使い回しがされているのが一般的です。
そこで「使い回しの程度」を箇条書きにしていってみます。
銀行印の使い回しの程度
例:A銀行に3口座、B銀行に2口座、C銀行に1口座持っている場合の銀行印の数
- 使い回さず、口座ごとに銀行印を作る 【銀行印の数:6本】
- 金融機関ごとに銀行印を作る 【銀行印の数:3本】
- すべての金融機関で同じ銀行印を使う 【銀行印の数:1本】
理想は「口座ごと」、現実的には「金融機関ごと」、実際は「1本」が多い
理想を言えば、セキュリティ的な面から「口座ごと」に銀行印を作成するほうが良いです。
ですが、「この口座の銀行印、どれだっけ?」と増えた銀行印の管理が難しくなってしまいます。
ですので、現実的には「金融機関ごと」に銀行印を作成するのが精一杯かと思われます。
しかし、実際は「すべての金融機関で同じ銀行印1本だけ」というのが一般的です。

でも、銀行印を変える手続きするのも面倒だな…
という方も、次に作る口座では新しい銀行印を使うのはいかがでしょう。
銀行印が1本だけで紛失してしまうと、リスクも大きく、
また、すべての金融機関で銀行印の変更の手続きが必要なので面倒です。
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【まとめ】 印鑑の種類と使用用途、持っておくべき本数
実印 | 認印 | 銀行印 | |
使用用途 | 大金が絡む取引 | 日常での手書きのサインの代わり | 銀行窓口での取引 |
持つべき本数 | 1本 | シャチハタを2本、 朱肉を使う印鑑1本、 計3本 | 口座のある金融機関の数と同じ本数 |
とりあえずは、朱肉を使う「認印」を作ることがオススメ
ここまで印鑑の種類と使い分けについて書いてきましたが、
多くの人が「朱肉を使う認印」を持っていないだろうと予想されます。
記事の冒頭でも書いた
「会社との契約書類に、どの印鑑持っていけばよかったんだよ!」
という嘆きに対する回答でもある
「朱肉を使う認印」。
持っていない方は、恥をかく前に早めに持っておくことをオススメします。
印鑑を作るなら、10年間の品質保証がつき、ネットで作成できる
「はんこプレミアム」
が手軽でオススメです!