数多くある(数多くありすぎる)「異世界マンガ」の中から、
実際に私が購読して、面白いと思った作品をジャンル別に紹介していきます!
こんな方におすすめ
- 「異世界マンガ、数は多いけど面白いのどれだよ」と思っている方。
今回ご紹介する作品を先に見たい方は、
記事の目次
「モンスター転生」作品 2作
「モンスター転生」作品とは、
生まれ変わった先が人間ではなくモンスターだった!という作品です。
『転生したらスライムだった件』
雑魚モンスターのスライムが、大きな影響力を持つ存在になっていく魅力
生まれ変わるとモンスター、しかもスライムなんて!
スライムといえば、国民的RPGゲーム「ドラゴンクエスト」で最弱とされるモンスター。
『転生したらスライムだった件』は、雑魚モンスターのスライムが、
敵の能力を吸収し強くなり、色々な種族のモンスターを仲間にして、
異世界に大きな影響力を持つ存在になっていくのが魅力の作品です。
異世界マンガのお手本のような作品
「異世界マンガの読者」の多くが求めているであろう
- ポンポンと強くなっていく、裏技じみた能力
- なぜかモテる、または崇拝される
- 次々と現れる敵とのバトル
といった要素を兼ね備えた、
異世界マンガを語る上で外せなくなった、お手本のような作品です。
ストーリーもサクサク読み進められ、コメディチックな作風でもあり、
残酷描写がほぼ無いので、はじめて異世界マンガを読む方にも勧められます。
原作は「小説家になろう」発の小説
『転生したらスライムだった件』は、
ネット小説サイト「小説家になろう」で発表された小説が原作です。
現在では、加筆修正された小説がGCノベルズより刊行されています。
原作の小説はこちら
『Re:Monster』
雑魚モンスターのゴブリンが、過酷な世界を生き抜く魅力
『Re:Monster』は、ゴブリンに転生した主人公が
「強い者のみ生き残り、弱い者は殺される」
という過酷な世界を生き抜いていくのが魅力の作品。
ゴブリンは、国民的RPGゲーム「ファイナルファンタジー」で最弱とされるモンスター。

ゴブリンに転生した主人公は、
食べた敵、道具の能力をコピーするスキル
で強くなっていき、より強力な能力を得るために強敵と戦っていきます。

- 雑魚モンスターに転生する
- 能力をコピーする
という点だけ見れば、さきほど紹介した
『転生したらスライムだった件』と似ている点はあります。
ですが、『転生したらスライムだった件』と異なる『Re:Monster』の魅力は
「人間やモンスターの死を残酷に描いている」ことです。
弱肉強食の残酷な世界を、描写することから逃げていない
「やらなければやられるような世界だけど、敵はなるべく殺さず仲良くやろうよ」
みたいな、生ぬるい世界観の作品ではありません。
味方には温情を、敵には無慈悲を
といったように、敵となったものは基本的に殺し、食べ、能力を奪っていく作品です。
出典:小早川ハルヨシ『Re:Monster』第1巻
読む方によっては、
「残酷すぎて好きになれない」となってしまう作品かもしれません。
ですが、「弱肉強食の異世界を生き抜くって甘いことじゃないよな」
と思える方にはハマる作品だと思います。
原作は「小説家になろう」発の小説
『Re:Monster』は、
ネット小説サイト「小説家になろう」で発表され、
「アルファポリス-電網浮遊都市-」へ移転された小説が原作です。
現在では、加筆修正された小説がアルファポリスより刊行されています。
原作の小説はこちら
「悪役令嬢転生」作品 2作
「悪役令嬢」作品とは、
乙女ゲームの世界に入り込んでしまい、
ライバル役として登場する悪役令嬢に転生してしまう作品です。
『乙女ゲームの破滅フラグしかない悪役令嬢に転生してしまった…』
とにかく主人公が登場人物をタラしこんでいくのが魅力
『乙女ゲームの破滅フラグしかない悪役令嬢に転生してしまった…』は、
本来のゲームだと「死亡」か「国外追放」となってしまう
悪役令嬢の破滅のシナリオから逃れようとする作品です。
なのですが・・・
悪役令嬢に転生してしまった主人公が良い娘すぎて、
破滅のシナリオが逃げ出してしまうほど、
作中の登場人物をタラしこんでいくのが魅力の作品となっています。
発想がズレていて、ほっとけない主人公が愛らしい作品
主人公の魅力を箇条書きすると
- 温かい優しさ
- 周囲も巻き込まれる明るさ
- 乙女ゲームのライバルキャラに相応しい外見
- どこか発想がズレていて、ほっとけない言動
となります。
個人的には、
「どこか発想がズレていて、ほっとけない言動」がいちばん愛らしいですね。
なぜかはじまる畑作り
例えば、「魔力を高めよう!」と思いついた主人公は
土の魔力を高めたい
→ 土との対話が必要だ
→ そうだ!畑をつくろう!!
とズレた発想で農作業をはじめます。
出典:ひだかなみ「乙女ゲームの破滅フラグしかない悪役令嬢に転生してしまった...」第1巻
要所要所での、ズレた発想からのほっとけない言動も楽しみにできる作品です。
原作は「小説家になろう」発の小説
『乙女ゲームの破滅フラグしかない悪役令嬢に転生してしまった…』は、
ネット小説サイト「小説家になろう」で発表された小説が原作です。
現在では、加筆修正された小説が一迅社文庫アイリスより刊行されています。
原作の小説はこちら
『自称悪役令嬢な婚約者の観察記録。』
「悪役令嬢」になりきろうとして空回りするヒロインを見て楽しむ作品
『自称悪役令嬢な婚約者の観察記録。』は、
ゲームの世界の「悪役令嬢」に転生したヒロインが
「悪役令嬢になりきろう」としているのを見て楽しんでいるのを、
さらに読者が眺める作品です。

てか、悪役令嬢が「主人公」じゃないのか?
この作品の主人公は悪役令嬢ではなく、
悪役令嬢の婚約者として出てくる「王子」が主人公の作品です。
主人公は婚約者である王子
タイトルについている「婚約者の観察記録」。
その通りに、この作品は
婚約者である王子が「私は転生者だ!」と言い張るヒロインを
面白おかしく観察し、だんだんと気づかぬ内に愛していってしまう
という物語です。
「異世界転生」の物語を、異世界の住人から描くメタ作品でもある
出典:蓮見ナツメ『自称悪役令嬢な婚約者の観察記録。』第1巻
マンガの冒頭のページが上記なのですが、2コマ目が全てを語っていますね。
うん 意味が分からないね
例えば、自分の恋人が
「この世界は作りモノで、私はこの世界の行く末を知っているんだ!」
なんて言い出したら、どう思うでしょうか。
私なら

気でも狂ったのかコイツ。
と思います。
ですが、同時に
「ちょっと面白いから、泳がせて、どんな行動するか見てみよう」
という興味心やイタズラ心も浮かびます。
そして、
- 本当に未来に起こる出来事が分かっている
- 自分でしか知り得ない情報を知っている
ということになったら、さらに興味心が湧きます。
『自称悪役令嬢な婚約者の観察記録。』はそういう作品です。
- 悪役令嬢になろうとして空回りするヒロインが愛らしくなってくる
と同時に
- 異世界の住人の視点から描く「異世界転生」の物語
として楽しめる作品です。
原作は「小説家になろう」発の小説
『自称悪役令嬢な婚約者の観察記録。』は、
ネット小説サイト「小説家になろう」で発表された小説が原作です。
現在では、加筆修正された小説がレジーナブックスより刊行されています。
原作の小説はこちら
今回紹介した「異世界マンガ」の一覧
「モンスター転生」
「悪役令嬢」
「BookLive!」が発表したランキングもオススメ
「異世界マンガ」は大きなトレンドであるので、
多くの書籍サイトがランキングを発表しています。
その中でも
が発表したランキングが個人的には参考になりました。
今回の私の記事で

と思われた方は、「BookLive!」のランキングを見てみることをオススメします。
総投票数4,034票で作られたランキング

「異世界マンガ」生活を楽しんでください。